「直毛に縮毛矯正をかけるとどうなる?」
このような疑問を抱えている人はいるのではないでしょうか?
当記事では、直毛に縮毛矯正をかけるとどうなるのか、メリットやストレートパーマとの違いについて徹底解説します。
- 直毛に縮毛矯正をかけるとどうなるのか
- 直毛に縮毛矯正をかけるメリット
- 縮毛矯正とストレートパーマの違い
直毛に縮毛矯正をかけるメリット7選
直毛に縮毛矯正をかけるメリット7選を解説します。
- 手触りの改善
- スタイリングの容易さ
- 髪のボリューム調整
- 湿気によるうねり防止
- 持続性
- ダメージ修復
- 艶やかな仕上がり
それでは順番に解説していきますね。
直毛に縮毛矯正をかけるメリット①
髪のキューティクルは、髪の表面を覆う小さな「鱗」のようなものです。これが乱れると、髪の手触りが荒れる原因となります。縮毛矯正は、このキューティクルを整える作用があり、その結果、髪全体の手触りが滑らかになります。特に、乾燥や摩擦によるダメージを受けた髪には、この効果が顕著です。
直毛に縮毛矯正をかけるメリット②
縮毛矯正後の髪は、自然な形で落ち着きやすくなります。これにより、アイロンやヘアドライヤーを使用する時間が大幅に短縮され、髪への熱ダメージも減少します。また、スタイリング製品の使用量も減るため、髪と頭皮への負担も軽減されます。
直毛に縮毛矯正をかけるメリット③
髪の量が多いと、特に首元や頭頂部がふくよかに見えがちです。縮毛矯正は、髪の束感を自然に整える効果があり、全体的にスッキリとした印象を持つことができます。これは、特にアップスタイルなどのヘアアレンジをする際に有利です。
直毛に縮毛矯正をかけるメリット④
髪のうねりは、湿気によってキューティクルが膨張することが原因です。縮毛矯正はキューティクルを整えるため、湿気の影響を受けにくくなります。これにより、ジメジメした日や雨の日でも、髪のスタイルが崩れにくくなります。
直毛に縮毛矯正をかけるメリット⑤
縮毛矯正の効果は、髪が生え変わるまでの数ヶ月間持続します。この期間、髪の状態が安定しているため、日常のケアが楽になります。ただし、新しく伸びてくる髪の部分は、縮毛矯正の効果がないため、定期的な施術が必要です。
直毛に縮毛矯正をかけるメリット⑥
最新の縮毛矯正技術には、ケラチンやプロテインなどの髪のダメージを修復する成分が配合されています。これにより、縮毛矯正を受けるだけでなく、髪の健康状態も同時に向上することが期待できます。
直毛に縮毛矯正をかけるメリット⑦
髪の艶は、キューティクルの状態や髪の内部の水分バランスに大きく影響されます。縮毛矯正は、これらの要因を整えることで、髪全体が健康的な輝きを持つようになります。艶のある髪は、光を均等に反射するため、見た目にも美しく映ります。
直毛に縮毛矯正をかける3つのデメリット
直毛に縮毛矯正をかけるデメリットについて紹介します。
- 髪へのダメージ
- コストがかかる
- スタイリングに制限がかかる
縮毛矯正を受ける前には、これらのデメリットを十分に理解し、専門家のアドバイスを受けることが重要です。
直毛に縮毛矯正をかけるデメリット①
縮毛矯正の薬剤は、髪のプロテイン結合を一時的に解除して形状を変えるためのものです。この過程で、髪のキューティクルが開き、内部構造がダメージを受けることがあります。特に、すでに健康的な直毛に施術を行うと、必要以上に髪の内部構造を変えることになり、乾燥や切れ毛、抜け毛の原因となることがあります。
直毛に縮毛矯正をかけるデメリット②
縮毛矯正は専門的な技術と特定の薬剤を要するため、一般的なパーマやカラーリングに比べて費用が高くなることが多いです。直毛の人が縮毛矯正を受ける場合、その効果を十分に実感できないにも関わらず、高額な施術費用を支払うことになる可能性があります。
直毛に縮毛矯正をかけるデメリット③
縮毛矯正後は、一定期間、髪を束ねたり、クリップで留めたりすることが推奨されないことが多いです。これは、髪の形状が固定される前に、不自然なクセがついてしまうリスクがあるためです。
縮毛矯正とストレートパーマの違い
縮毛矯正とストレートパーマの違いについて解説します。
項目 | 縮毛矯正 | ストレートパーマ |
---|---|---|
目的 | うねりやクセを持つ髪を真っ直ぐにする | 直毛をさらに滑らかに、軽微なうねりを整える |
使用する薬剤 | 強力な還元剤、中和剤 | 通常のパーマ液と同様の薬剤 |
施術の流れ | 1. 髪を洗う 2. 薬剤を塗布、放置 3. 髪を乾かし、アイロンで伸ばす 4. 中和剤を塗布、固定 | 1. 髪を洗う 2. 薬剤を塗布、放置 3. 髪を乾かし、アイロンで整える 4. 中和剤で固定 |
持続性 | 新しい髪が生えてくるまで持続 | 数ヶ月で元の状態に戻る |
ダメージ | 強力な薬剤のためダメージが大きい可能性あり | 縮毛矯正よりはダメージが少ない |
縮毛矯正とストレートパーマは、髪をストレートにするための技術ですが、いくつかの違いがあります。縮毛矯正は、特にうねりやクセが強い髪を真っ直ぐにするためのもので、強力な還元剤と中和剤を使用します。施術後の持続性は非常に高く、新しい髪が生えてくるまで続きますが、強力な薬剤の使用により、髪へのダメージが大きくなる可能性があります。一方、ストレートパーマは、直毛をさらに滑らかにする、または軽微なうねりを整えるためのもので、通常のパーマ液を使用します。持続性は数ヶ月と短めで、縮毛矯正に比べて髪へのダメージは少ないです。
まとめ
直毛に縮毛矯正を施す選択は、一般的な認識とは異なり、実は多くの美容師が推奨するものではありません。
なぜなら、直毛は元々の髪の構造が整っており、縮毛矯正の必要性が低いからです。
しかし、中には、さらなる滑らかさや特定の質感を求める方もいます。
縮毛矯正の技術は、クセ毛を真っ直ぐにするためのものであり、直毛に施す場合、過度なダメージのリスクが高まります。
美容師としての経験からも、直毛のクライアントには、縮毛矯正よりもケアやトリートメントを推奨することが多いです。
また、縮毛矯正とストレートパーマの違いについても、ニーズや髪の状態に応じて適切なアドバイスが必要になります。
縮毛矯正は持続性がありますが、ダメージのリスクも高くなります。
一方で、ストレートパーマは一時的な効果ですが、ダメージは比較的少ないです。
美容師ブロガーとしてのアドバイスとして、直毛の方が縮毛矯正を希望する場合は、まず髪の健康状態をしっかりと診断し、その上で最適な施術を提案することが重要です。
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